臨機応変に動くってどういうこと?
美容師1年生のみなさん、今日もお疲れ様です。
今回は「臨機応変に動くとはなんぞや」というお話です。
臨機応変とは、その時々の場面や状況の変化に合わせて適切で柔軟な対応をすること。
美容師アシスタントは指示されなくても動くことを求められます。
美容師になって数ヶ月は先輩アシスタントやスタイリストから細かく指示を受けますが、いつまでも指示待ちではいけません。
その為には臨機応変に動くことが大切になります。
カラーの準備お願いね。
はい、カラーの準備ですね!
カラーの準備まだなの?あちらのお客様のお流しもお願いね。パーマの2液もそろそろだよ。次のお客様もお席にご案内よろしくね。あ、その前に床も履いてね。
あわゎっわゎぁあぁゎぁぁあっぁゎ!?@”#~&%*???
臨機応変に動くとはどんな動きなのか、どんな思考なのかお伝えします。
場面や状況の変化と適切な対応
臨機応変とは、その時々の場面や状況の変化に合わせて適切で柔軟な対応をすること。
「その時々の場面や状況の変化」
アシスタントはスタイリストや先輩アシスタント、お店全体の流れに合わせて動くことを求められます。
場面や状況はお客様のメニューや、スタイリストの癖や、お店の混み具合によっても変化は様々です。
「適切で柔軟な対応」
今の動きが何に繋がるか、相手の望むことを的確に行えるかです。
どう動いたらスタイリストはお客様に集中できるのか、お客様も不快な思いなくお帰りの時間までを過ごせるのか、仕事の流れとしてその時々の正解を考えて、その時々にあった行動をとります。
カット、カラー、のパーマのお客様だったらどうでしょうか。
腰まであるロングのお客様がベリーショートにするなら、まず最初にザックリと長さを切るかもしれません。
あまり長さを変えないお客様なら最初にパーマをするかもしれません。
それによってアシスタントの仕事も変わっていきます。
根本リタッチって言ってたな。カットは整えるだけで少ししか切らないていうことは、カットよりカラーが先かも。カラーの準備しておこう。
お客様、今日はカットは整えるだけですので、先にカラーしてからカットしていきますね。
よっしゃー!当たった!嬉しい!!!
それをいち早くキャッチできるか一瞬も気を緩めてはいけません。
アシスタントがたくさんいるお店では、仕事は早い者勝ちなんてこともありますから早く気づいて準備したもんがちです。
失敗も学び
最初に指示を待つだけではいけないと言ったものの、的確な動きをするのは難しいです。
自分の考えだけで的外れな動きをして、求める結果が出なければ意味がありません。
意味が無いと言っても、1度や2度の失敗で諦めてはいけません。
失敗も学びにしていくのです。
あれ?昨日はこのタイミングだったのにな?昨日の時と今日は何が違うんだ?
臨機応変に動くには沢山のデータが必要になります。
失敗もデータにしていくのです。
失敗を恐れず、あの手この手を尽くして、何通りものデータの中から適切な対応を見つけましょう。
さいごに
臨機応変に動くには、お客様のメニューを把握し、周りをよく見ましょう。
そして目の前の仕事だけではなく、その先やまたその先までも予想して何通りもの動きを考えなければいけません。
正解は1つとは限りません。今失敗だった動きでも次には正解かもしれません。
その時々の場面や状況の変化に合わせて適切な対応をしていきましょう。
カチッとハマった時の爽快感はなんとも言えないくらい嬉しいし楽しいものです。