指示待ち人間になるな 過去のトラウマ編
美容師1年生のみなさん、今日もお疲れ様です。
「指示待ち人間になるな」とは、自分で考えて行動して欲しいということ。
何をするのが正解なのか、考えて行動しなければいけません。
忙しい時、暇な時、開店前、閉店後、だけでなくその時々で何をするべきなのか考えて行動するのです。
過去のトラウマから、指示待ち人間になってるアシスタントはいませんか?
過去のトラウマ
過去のトラウマから指示待ち人間になってしまう場合もあります。
それは怒られたという経験です。
自分なりに考えて行動したり、指示されて行動したのに、相手の考えとは違う行動や、結果になってしまった時に
「何をやっているんだ、そんなこともできないのか」や「勝手なことをするな」
などと頭ごなしに怒られたり、否定されてしまった経験が、指示待ち人間にさせてしまっている場合もあります。
昨日も同じミスしたよね。そんなこと頼んで無いけど。わたしのヘルプ入んないで。はぁ使えない。
怖い。もうヘルプ入りたくないな。どうしよう。何をすればいいんだろう。あれしたらまた怒られるかな。仕事いきたくないな。
そうすると、相手の指示がない限り動くことが怖くなり
相手の指示だけを忠実にこなすだけになり
自分に出された指示以外の話なども頭には入ってこなくなり
与えられた仕事だけを黙々とこなすだけになり
自分で考えることをやめてしまうのです。
トラウマがひどくなると、質問することもできなくなってしまい、指示待ち人間の重症患者のできあがりです。
克服方法
克服方法。。。。
相手を変えるか < 環境を変えるか < 自分を変えるか
自分を変えるのが1番手っ取り早いですかね。
ほんとに相手が悪すぎて、陰湿すぎて、自分が自分ではなくなってしまうような精神的に病みすぎる場合は、すぐに環境を変えましょう。相手も自分も人間はそう簡単には変われませんから。
人間は変われないといっても、他人を変えることは難しいですが、自分を成長させる意味では変わることはできると思うのです。なのでまずは自分の考えを変えてみましょう。
私もアシスタント時代に経験があります。
入社して数ヶ月は「カラー準備して」「ロットアウトして」「お流しして」など1〜10まで指示してもらうのが当たり前で、これが普通だと勘違いしてしまったり、同じミスを繰り返したり。
すごい目で見られたり、ため息つかれたり、軽く無視されたり。
今思えば、甘えてたなーと。
お金を頂いて働いてる以上、指示されたことだけをしていればいい仕事なんてありませんよね。
言葉がキツくなってしまうのも今ならわかります。
でも本当に嫌なヤツで、本当に人間としてクズな大人もいます。
そういう人には仕事で見返したり、人間として間違っているということを、あなたの行動や発言で恥ずかしことなんだということを分からせる必要があります。
えっ、挨拶したのに今無視した?目も合わせてくれないの?人としてどうなの?私はあなたより精神的に上ですから、どうぞご自由に。私は笑顔で挨拶し続けるわよ!
強くなるしかないのです。
直接言ってもいいとは思いますが、指示待ち人間になるくらいの人が言えるわけもなく。
なのでまずは行動や仕事であなたが成長しましょう。
よし!やってやる!逃げないぞ!みんなはどうやってるんだ?私との違いはなんだ?どうしたら仕事の効率が上がるんだ?こうしてみよう。あのスタイリストは、ペーパーとロッドを一緒じゃなくて別々が好きなんだな。なんとなく分かってきたぞ!
この子がパーマのヘルプだと仕事しやすいな。でもまだ動きが雑なんだよね。もうちょっとスマートに落ち着いて仕事できるようになったらな。
あなたが仕事ができるようになると、周りの目も変わりますし、いじわるしてきた先輩アシスタントより動けるようになったらこっちのもんです。
指摘されたことは改善するように考えたり、行動したり質問したりしますが、意地悪な言葉やキツイ言い方は気にしないということです。
さいごに
美容師には新しいことを学ぶ必要があります。
先輩アシスタントやスタイリストに教えてもらわなければ、分からないこともたくさんあります。
たくさんあるのですが、学校のように教科書で学ぶことではなく実践がほとんどで、全て教えてもらうことは難しいです。
なので自分から学ぶことを忘れてはいけません。
新しいことを吸収しようとする貪欲さと、失敗を恐れない図太い神経が必要です。
もう一つは、あんな人にはなりたくないという思いです。
スタイリストになっても必要なスキルです。
アシスタント時代に乗り越えてきた経験は決して無駄にはなりませんよ。